今日も6時集合です。今日はすぐにバンに乗って遠くまで行きました。かなりな田舎道を通り、なぜか森の中で先生の説明を聞きます。「サルとヒトについて」。タイでは野生の猿との共生が課題になっているんだそうです。日本のシカやイノシシみたいに。
それからまた車に乗って凸凹した道も走って、ちょっと大きな都市へ行きました。「サルの町」。道端のいたるところにサルがいます。荷物を持たないで車を出てしまったので写真が手元にないのが残念です。そのうち誰かに送ってもらいます。
親子連れの猿、子供の猿も大量にいます。ふえすぎというのがぴったりあてはまるように住み着いています。道端で交尾を始めるのを2回は目撃しました。地味に見るところに困るよね。ほとんど人間だし。
遺跡や寺、その周りに商店街のある街で、遺跡の像の上や、商店街の看板の上など、どこにでもサルがいます。サルのためのはしごなども用意してあります。歩いていく端からサルに出会い、サルが道を避けていきます。町の人がトウモロコシやバナナをあげるのか、片隅ではバナナを食べるサルが大量にいました。
なんでも、ここのサルは白人と地元民が区別でき、絶対に観光客である白人にはなつくらしいです。実際、いかにもヨーロッパから来たお兄さんには子ザルが何匹も肩に乗ったりしていました。地元民と区別のつかない私たちアジア人には淡泊で、寄ってきません。
ここはサルが観光に重要な街でもあり、サルのグッズも売っています。荷物を取られるかもといわれましたが、サルも行儀がよく、人に慣れていて、地元の人も餌付けをしています。人の敵という感じではありませんでした。
お昼は豚肉の米の麺を食べました。ほとんどベトナムのフォーと一緒です。お昼が済んで、先生に案内してもらい、サルのTシャツを見たりしました。結局冷やかしてしまったけど買ったほうが良かったかしら。先生が持っていたお土産を何か聞いたら一ついただいてしまいました。パルムで編んだ魚らしいです。少しだけ話せたのでうれしいです。
昼が済むとすぐ、日本の先生を送るのでバンコクへ向かいました。例によって渋滞していて、しかも先生が泊まるホテルが分からず結構時間がかかりました。日本から来た引率の先生はこれでお別れです。そのあとは寮に戻るのですが、これまた渋滞に巻き込まれ。渋滞を抜けるとすぐにかなりのスピードで飛ばします。タイでは車がかなりスピードを出している気がします。しかも道路の舗装が見た目にはわかりませんが微妙なので時々上下にジェットコースターかと思うような揺れ方をします。
結局、寮に着いたのは7時半くらいでした。今日はずいぶん車に乗って過ごしてしまいました。それはそれで楽しいのですが、次から暇つぶしの方法を考えます。
ホームシックというか帰りたい気分なのですが、日本の何を欲しているわけでもありません。寿司を見ても味噌汁を見ても別に食べたいとは思わない自信があります。ただ毎日続く非日常に疲れてしまっています。歓迎会みたいにごちそうされてばかりなので贅沢ですが。日本に帰りたいというより日常が欲しい。明日は少しゆっくり寝られます。できるだけ遅くまで寝ていようと思います。