タイ留学11日目

こんばんは。8時50分集合。ノンポーサバイバル2日目です。

今日も先生の車に乗って農家さん巡り今日は4件です。今日の先生は若い女性2人でした。今日の症例はすべて牛でした。

1件目、あっさり診療して車に戻ります。どこを見れば良いか教えてもらい聴診します。
聴診などの基礎的な検査は自分たちでもやるように言われます。

ケトーシスだそうです。ケトーシスとは産後、エネルギーの消費が増加して蓄積された脂肪が分解されるとき、副産物であるケトン体が過剰に発生して不調を起こすことです。

2件目、昨日肺炎の診断をした農家です。抗生物質が効いているか見ます。昨日は立てなかったといいますが、今日は元気そうでした。

3件目、3頭ほどさくさくと血液検査をします。何人かは採血させてもらっていました。尻尾から取る方法です。(頸静脈から取る方法もあります。)
一頭は直腸検査もしました。直腸に腕を入れますが、腸内ではなく壁越しに子宮や卵巣を触診します。
流産しているかどうかの診断だそうです。

4件目、8ヶ月齢雌、2日間食べていないそうです。心音を聴き心拍数を数え、肺音を聴診します。あとは第一胃(ルーメン)の音を聞きます。そういえばOSCEでもやらかした通り、心拍の数え方に自信がありません。肺音は空気の入るあとに低くグーグーというかゴロゴロという音が聞こえます。あとで調べたところ異常音です。

異常音の名称は習いますが聴く練習はほぼしていないので特定するのも一苦労です。ありがとうYouTube.

よく見れば呼吸が早く、また息が苦しいので横にならないそうです。多分肺炎とのことでした。肺炎の症例多くないですか。日本では肺炎は見ませんでした。

ここでお昼です。オムライスを食べました。卵が油っこいですがその分ぱりぱりしているのがおいしいです。

連絡が入ったらしくもう一件向かいます。牛の出産です。先生がバケツや消毒薬を出して持っていきます。消毒してまず胎盤を引きずり出します。それからチェーンを入れて仔牛の足にひっかけているようです。ひもで引っ張るというのはよく聞きますが鎖です、鎖。

チェーンの先に木の棒がついていてそれぞれ持って引っ張ります。飼い主さんも学生も掴んで4,5人。チェーンの向きをそろえてせーので引っ張りました。綱引きのように力いっぱい引っ張らないと動きません。先生は出てきかけた胴体をつかんで引きずり出しました。
仔牛を引っ張ったのは初めてです。

5件目で学校に戻り、また連絡が入ったら呼ぶと言われましたが、結局何事もなく、図書室で課題をやってのんびりしました。図書室は冷房があるので実習後は用がなくてもいるようになりました。

夕食は昨日買ったものを消費しました。私は菓子パンを食べて終わりましたが、バスタとかサンドイッチとかいろいろです。夕食後はカードゲームで遊びました。暇なので。私はカードゲームをやっていると生き生きしているらしいです。

明日は買い出しに行けるので楽しみです。この前食べ損ねたうどんでも食べようかな。
それでは。