内科実習2日目です。
昨日と同じ時間に集合して、「今日は内分泌の先生来てるよ」と言われまたそちらにつくことにしました。初診の一般診療を見てもいいそうです。ホルモンの疾患は比較的関心があったので見てみたかったのでそちらに。
1件目。猫です。検査で糖尿病の診断が出て、インスリンを打ったら低血糖を起こしたらしい。こちらで測定したところ血糖値はボーダーで実は糖尿ではないのではないかということ。尿検査をして確認していました。というかそれ確定診断(たぶん)なのにインスリン打つ前にやらないのでしょうか。臨床の実態はよくわからない。昨日と違って余裕がある専門なのか、先生の人柄なのか、検査の合間にスマホでスライドを見せながら糖尿病についてじっくり解説してくださいました。
結局、尿糖は出ず、「ただのデブ」という診断が下りました。良いのか悪いのか。
2件目。犬です。糖尿です。白内障の進行をみて終わりました。内分泌というとクッシング症候群とかそういうのが来るのかと期待していたけど普通に糖尿ばっかりなんじゃないかと気づき始めます。実は甲状腺の異常もそれなりにいるそうです。クッシングなんて人間でも難病だもんね。
3件目、犬と猫。猫はかなりのでぶねこで、糖尿っぽい?のかな。犬はがりがりです。同じ飼い主なのになぜこうなるのでしょう。実は連れているのがスイス人のおばちゃんで、診療も英語なのでわかりやすかったのですが、おばちゃんのキャラクターが強烈で患畜がかすみます。まず狂犬病の予防接種が1年おきか3年おきかでもめています。国によって違うんだね。(そうするとオーストラリアみたいな予防接種打てない国から非清浄国に来てワクチン打っちゃったら帰れないのかしら。そもそも検疫が大変そうだけれど)
猫よりも犬のほうが問題で、目が見えていないとか、毛が抜けているとか、体重が減っているとか、いろいろでした。「あまり改善していなくて…」「まあ!!!そんなことある?」「抗生物質を…」「うちの犬を殺す気!?」「来月も改善しないようなら病院で毎日薬を…」「冗談じゃないわ!私がどこに住んでいるか知っているの?」…説得にことごとく苦労されていました。
おばちゃんが無事退場したところでお昼。またまたお弁当です。今日のは揚げた豚肉でお気に入りのメニューなのは嬉しかったです。が、小松菜と白米に大量の唐辛子の種が混入しており、かなりからかったです。ギブアップ。
午後も診療は続きます。午後はあまり内分泌系の患者はいなくて結石とか脱臼とかがいました。途中でものすごいあばれ犬を尼さんがつれてきて、注射を打つのに大騒ぎになりました。お寺の犬にはそういうのがいるんだそうです。なぜお寺でそんな凶暴な犬を飼うのか、なぜ尼さんが病院にそれを連れてこなくてはならないのか、そもそもどうやって檻に入れて連れてこれたのか…。謎しかありません。
そんなこんなで最後にやってきたオウムに麻酔をかけているところで解放されました。5時。お姉さんドクターに自転車を渡されました。新品です。カンペンセンのように不具合を起こすことはなさそうです。後ろに二人乗り用の座席が付いています。この自転車、新品なのはいいのですが、サドルが調整できなかったりライトがなかったりおいおい…という箇所が発覚します。
夕飯の買い出しにファミリーマートへ行きました。セブンイレブンが圧倒的に多いのですが、ホアヒンにはファミマもあります。カンペンセンやバンコクではファミマはほとんど見ません。卵やベーコンも仕入れました。自炊してやります。コンビニの前で売っていたパンケーキを見てこれも自炊できんじゃんと思うくらいにはやる気があります。
部屋に帰って夕ご飯を作る…つもりでしたが、台所にありが列をなしており、断念しました。ありは大嫌いなので撲滅するまで台所に入れません。したがって夕飯は食べていません。空腹。小さいのだからまだいいですが、もうちょっと大きい種類だったら発狂したでしょう。ベッドにもいましたし…。
今日もまたトランプかと思ったら毎日やる!と言っていた張本人が寝ていて4人しか起きていません。すでに飽きの兆候が。まあ私じゃないもんね。4人が定員の新しいゲームをしました。一番かさばるやつなので使えて何よりです。3回くらい対戦して解散。そろそろ自分の時間を有効活用したいです。おやすみなさい。