カンペンセンに帰ってきて、これから2週間、牛絡みの実習です。
日本人6人、二つのグループに分かれ、私は牧場実習ののちに臨床実習です。
牧場は大学の構内の端の端のほうにあります。あんまり良くないよ、と同じグループのタイ人学生は言っていましたが、敷地内にあるってうらやましいです。母校は牧場まで電車で二時間くらいかかります。
午前中はグループ分けだけで終わりました。3つのグループで、日本人は一人ずつ分かれて配属されます。私のグループには微妙に茶髪でちょっとぽっちゃりした愛想のいいお兄さんという感じの人がいて、その人が主に話す感じです。彼はお昼の時も私が食堂に初めて来たくらいの勢いでついて回り注文してくれました。
ガパオライスはからくないか??と3回くらい心配されました。大丈夫ですって。ついでにフライドチキンを乗っけたらまたどこぞの日本人が「チキンばかり食ってる」などと吹聴します。また勝手にカオマンガイがテーブルに置かれるでしょう。水道水は飲んじゃだめだぞ、とも言われました。大丈夫ですって。飲みませんって。
午後は牧場の見学です。しばらく室内で牧場の設備について説明されましたが、牧場の先生はタイ語しかしゃべらず、話が途切れると茶髪お兄さんが翻訳してくれます。ありがたや。タイ語の時は全く聞かず、英語になると集中して聞かないとならない集中力インターバルトレーニングタイムでした。明日は集中力の筋肉痛でしょう。
それから牧場を見て回りました。ミルクを集める機械と、ミルクを搾る様子を見せてもらいました。搾乳は日本とほとんど同じです。消毒の手順も機械も同じ。あとはエサの置き場と、配合飼料を混ぜる機械を見せてもらいました。エサはキャッサバとかゴマを土状にしたものとか尿素とかいろいろです。キャッサバはカルシウム補給に良いそうです。牛の時期に合わせてそれぞれブレンドします。日本ではキャッサバはあげないと思いますがこの辺も大して変わらんと思います。あと牧場の端で仔牛が生まれていました。誰も大して感動も反応もしません。見慣れているんでしょうか。
それから金曜日の発表に向けて打ち合わせをしました。牧場の問題点を探して、データを取って、解決策を発表します。タイ人がタイ語でしゃべっているのでさっぱりわかりません。牛の名前もタイ語なのでよくわかりません。翻訳お兄さんは聞けば丁寧に教えてくれます。明日からも頼るしかなさそうです。
夕飯は2人だけだったので今までよく登場していたタイ人学生氏に連れて行ってもらいました。今回はタイ人学生がたくさんいるので彼に仮名を献上したほうがいいかもしれません。まさかのバイク三人乗りで近くの屋台で麺を食べました。まさか最初にバイクに乗るのが三人乗りになるとは思いませんでした。タイの道路交通法(そんなのあるのか…)でも三人乗りはほんとはダメです。でも守衛さんにすら怒られません。二人乗り、三人乗り、学内学外問わずザラに見ます。一人のほうが少ないくらいです。麺はちょっと辛いけど日本人の好きそうな味です。歴代先輩にも評判が良いようです。日本に店を出したら売れると思います。
三人乗りで来たので三人乗りで帰りました。バイクで走るってなかなか爽快です。そのうちバイクで走ってみたくなります。免許持ってないですが。
今日のお財布事情です。昼食は学食でプリペイドなのでキャッシュは使わなくて済みました。夕食40バーツ。水道水飲んじゃダメなのでペットボトルとヤクルトで21バーツ。
さて飯前にミーティングに行ったもう一つのグループが帰ってきません。今週は毎日こんな感じなんでしょうか。来週の実習がそこまでブラックだと心配になります。それなりに自習タイムがほしいなあと思ったり。ホアヒンが暇すぎず忙しすぎないことを祈ってます。では。