タイ留学12日目

ノンポーサバイバル3日目。ようやく折り返し地点です。

今日の診療は2件。1件目は日本でもよくある繁殖検診です。牛は少なくとも日本では人工授精が大半なので卵巣の様子で性周期での位置を調べ、受精の時期を決めます。人工授精をしたらまた獣医が往診して妊娠したか確認する。これが繁殖検診です。

卵巣の状態は例によって直腸検査によって調べます。私たちもやらせてもらいました。私は何度かやっているにもかかわらずまたも卵巣が触れませんでした。ほかの2人は初めてなのにわかったと言っていました。つらい。

お昼をはさんで2件目はかなりの遠方です。お昼はご飯に豚肉を揚げたものをのっけた料理でした。タイに来る前に先輩から美味しいと聞いていたのですが、脂の部分がカリカリで期待通りおいしかったです。

とても田舎の道を延々と走って目的地に着きます。途中で追い越しで向かい側の車線を100キロ超で通過しました。逆走っぽい。

今度の症例は雌、肉用牛、8か月、購入してからなかなか太らず下痢をするそうです。肋骨がくっきり見えるくらいがりがりです。食欲はあるそうです。寄生虫っぽい。採血をさせてもらいましたがまたも手間取りました。牧場実習ではうまくできたのに。

キャンパスに戻って糞便検査をさせてもらいました。虫卵が観察できました。

そういえば農場の方がお菓子をくれました。もち米を使ったお菓子です。学生のほうは数時間くらい大丈夫だろと車に放置します。何度か農場に寄ったらエンジン止めて暑くなるよと思いましたが疲れて面倒くさく放っておきました。後で律義に1/6食わされました。屋台の寿司より危なそうな代物を生成してくれたものです。明日くらいに日本人(と自分)のせいでついに当たるかもしれません。

夕方は買い出しです。またまたやよい軒に行きました。今回はうどんを頼みました。うどんはとても忠実に日本の味。
だしもおいしいし当たりメニューです。タイやよい軒のうどん。

帰ってきて今日は卓球をしました。そのあとで金曜日のプレゼンの打ち合わせをしましたが、まあ仕上がるだろうという結論に達して終わりました。今日の下痢の症例で発表します。解散。

明日は往診同行最終日です。プレゼンのネタがあるだけ気楽です。あさって帰れます。